「まって」
待ち合わせ場所で、ずっと貴方を待ち続けてた。
私より後に来た人達に、次々と待ち人が現れ、笑顔で去って行く。
貴方は来ない。
解ってる。
私が無茶な約束をしたんだよね?
貴方にはあの子が居る事を承知の上で、ただ一度でいい
、2人で会いたいと願った。
それで貴方を諦めようと思った。
でも、貴方はあの子をとても大切にしているし、誠実な貴方がそんな事をする訳がない事も解ってる。
そして、変かもしれないけど、私が好きな貴方はそんな事をしないと信じているし、もししたらその時点で私は貴方に愛想を尽かすだろう。
だから、私の好きになった貴方なら、絶対にここに来る訳が無い。
そして、それを解った上で、わざと一方的に無茶な約束をした。
そうでもしないと、私の中で区切りがつけられない。
貴方を、諦めきれない。
何か、自分の中で区切りが欲しかった。
馬鹿でいい。醜くていい。憐れでいい。
何でもいい。
貴方を諦められたら、それでいい。
だから、今日は自分が納得出来るまで待ち続けて、スッキリして貴方への想いを最後にする。
馬鹿らしいけど、私なりの区切りだから。
だから、今はただ、貴方の事だけを想わせてください。
5/18/2025, 10:21:44 AM