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もしも、タイムマシンがあったなら、私はきみと出逢う未来を選ばない。

「それはやだなぁ」

きみの手が私の頬に触れた。きみから流れる血が私の頬に紅をさす。私の涙で滲む君の顔は笑って見えた。

「僕が生きれないじゃないか」

「人の心を読まないで」

「透けるんだからしょうがないだろう」

「なんで庇ったの」

「心配しなくても、僕は死なないよ。化物なんだから」

7/22/2024, 10:29:25 PM