元気かな
私の生涯で、明確にプロポーズしてくれた人が3人居る。
一人は夫で、今も一緒にいるが、もう二人は若い時に付き合っていた人。
人生いろいろなご縁が絡み合って生きていくワケだが、そういうご縁があった人って、今でも時々鮮やかに思い出すね。
一人は税務署員で、4つ年下だった。若い時、私は税務署でアルバイトしていたのだが、確定申告で、みな忙しくお客さんと署員でごった返している中、急に「マユミさん、オレの扶養家族になりませんか?」とびきりの大声で言った。周りに居たお客さんも署員も、もちろん私も、一瞬固まった。
え、いや、その、と私がしどろもどろになったところで、署内の喧騒は戻ったが、ビックリしたのなんのって!
もう一人は、初めて正社員になった会社の人で、同い年だった。「マユミさん、オレは酒を飲んでもすぐ寝ちまうから、決して身体壊さないよ」「あ、はぁ、そうですか」「だから、オレと結婚しね?」そーなる?そのプロポーズなに?
優しくてものすごくいい人だったけど、 特殊な部所にいて、三人一組でよく私のところに報告書を出してとか、いろいろで来ていたので、彼らは社内で一番親しかった。それだけに、兄弟のような感じで、嫌いではないけど、結婚は考えられなかった。
さて、彼らは今どうしているのだろうか?
元気かな?
No.163
4/10/2025, 3:44:04 AM