見てて

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「良い加減にして」
普段なら感情豊かな彼女が酷く冷静にため息を吐いた。先程まで仲良くお茶をしていたのに、まるで親の仇の様に睨まれる。
床に散らばる角砂糖が、深い紺色の絨毯に転がる様は嫌に綺麗で目が離せない。
それは、あの日見た星空よりも鮮明に残った。

7/5/2023, 11:08:16 AM