『さらさら』
上から下へと砂が流れていく。
キラキラと小さく光る砂が混じっていて
部屋の明かりが反射している。
紅茶を蒸す時、カップ麺を作る時、最近の楽しみ。
静かに時間が過ぎていくのが魅力的に感じるそれは
どこか可愛さも感じられるようになってきた。
上の砂がどんどん減っていって
下の砂の山がどんどん増えていく。
それを見つめていれば時間があっという間に過ぎて
紅茶やカップ麺がより美味しくなるような気がする。
たまに静かすぎて砂時計を見つめていると
そのまま寝てしまうのがたまにキズかもしれない。
そう思いながら伸びきったカップ麺を口に運ぶ。
...ベチャベチャな食感だ。
語り部シルヴァ
5/28/2025, 11:15:02 AM