『一筋の光』
暗闇の中を照らす光
それは、君の笑った顔だった。
辛くて、苦しくて
後悔ばかりしていた毎日で
顔を上げるのも
誰かの感情を見ているのも
億劫になっていた時
君が私を見ていた目は
同情でも哀れみでもなく
いつもと変わらない目だった。
君は、いつもと変わらない日常で
私の目線を上げようとしてくれていた。
変わらず、優しく笑っている君を見ていると
この世の中が少し明るくなったように思えた。
周りの人達の心配する目線から逃げて、
私が勝手に
暗くて足元も見えない世界に
取り残された気持ちになっていただけ。
後悔を私の都合の良い感情にして
涙を言い訳にしていたかったから。
でも、
君が私の目線を上げてくれたから
周りの人達や君の優しさを
感じる事が出来た。
辛いこと、悲しいことを知らない人は
この世には、居ない。
幸福も不幸は、皆んな
同じようにやってくる。
それは、君にも。
いつかは、分からないけど
君の目線が下がってしまった時
今度は私が
君の一筋の光で居られたらと願ってる。
11/5/2024, 2:09:19 PM