「ある朝グレゴール・ザムザが目を覚ますと·····」
フランツ・カフカの『変身』。
あまりにも有名なタイトルと作者と書き出しだけれど、実は読んだことはない。
難解だという。
世の中にはそういう小説が数え切れないほどある。
それはまるで、子供の頃から近所に住んでいる、名前だけは知ってる偏屈なおじいさんみたいな感じだ。
そういうおじいさんが話してみると意外と気さくだったりするみたいに、読んでないけど読んだ気になっているこうした小説達は、読んでみたら意外とハマったりするのかもしれない。
そしてそういう小説だからこそ、忘れられることなく現代まで残っているのかもしれない。
読んでみて、「意味わかんない」となったとしてもそれはそれで読書体験としてはアリなんだろう。
世の中に溢れる小説を、私はあとどれだけ読み尽くせるだろう?
END
「目が覚めると」
7/10/2024, 2:43:02 PM