#34【星に願って】
※同性愛要素を含みます
「「…」」
君と二人きりで、流れ星に願い事。
僕の家のベランダが二人でちょうどいいサイズなんだ。
「なぁ、何にした?」
君は聞いてくるけど、これだけは誰にも言えない。
「え…あ〜…秘密、かな。」
「いいだろ別に笑」
「ダメ〜。」
僕が断ると、君は口を尖らせた。
「ふーん…俺は………」
言ってくれてるんだろうけど、風のせいか何も聞こえない。
「もっかい!」
「は…!?ダメやだ無理。」
「そんな全力で隠さなくても笑」
まぁ、僕も人の事言えないんだけど。
「じゃあお前も言ったら言う。」
実はさ、僕の願い事…
君と一生一緒に居られますように、なんだよね。
その''君''には教えないけど。
2/10/2025, 10:40:44 AM