「心と心(創作)」
隣の人は何をやっている人なのか、分からない。朝は7時、夜は8時くらいに帰ってくるからOLさんなのだろうか。時間だけで人の職種までは分からないか。
小さなベランダに置いてある、植木に水を含ませた。空を見上げると眩しいくらいの光が私を照らした。
散歩でもしようと思わせてくれた太陽さんには申し訳ないほど、誰にも会わないし、声もかからない…同じマンションの人とすれ違っても無闇には声を掛け合わない。
ネットを見ると、意気揚々とした言葉や、威勢の良い言葉が並んで、その下にそれをまた攻める言葉…そして遠くからは、そのことを言っているんであろう謎の独り言…
この人たちはどんな仕事をして、どんな生活して、どんな気持ちで言葉を紡いでみいるのだろう。ちょっと、悲しい気持ちになって、パソコンを閉じた。
「もしもし、お母さん?」
「どうした?何かあった?」
「やっぱり、会って話す。特に何があった訳じゃないよ。話したいだけ。来週末帰るから、肉じゃがよろしく!」
「わかったよ。待ってるね」
人との繋がりって時には面倒なことが多いけど、だけどやっぱり、ひとりの世界は孤独すぎる。
めんどくさいけど、繋がりは求めてる、わがままな自分がいた。
12/13/2024, 12:43:12 AM