学習室をほんのりと照らす春の光を浴びると、木漏れ日が差す道を歩いているような気持ちになる。
今日もひとつ、新たな出会いがあった。
作者の溢れ出る想いを、本を通して掬いとる。
図書館の一角の学習室で、なんでもうまくサボるための心構えや実践方法が解説してある本を読む。
サボることは悪いことだって、小さいころから教えられてきた。
真面目にやらないといけない場面も確かにある。
けれど、なんでも真面目にやりすぎたら、身体も心もバランスがとれなくなって、ある日ドミノ倒しみたいに崩れて行ってしまう。
正解も不正解もない、それぞれの人にこだわりたいことや、重要視したいことがあるから、こんなにたくさんの種類の、自分をメンテナンスするための本があるんだろう。
これまでは、サボることは絶対によくないと思っていた。でも、今は、真面目にする場面とサボる場面を分けていけるように、うまくサボるための本を読めるようになってきた。
それが、今わたしが誇れる、わたしの軌跡だ。
_________________________________軌跡__________。
4/30/2025, 2:42:02 PM