『君と見た虹』
なんだろな…
全部の題材で
「君と」言われると…
君しか出てこない
ムカつくほど…
悔しくて、悲しくて、苦しい…
けれど君は覚えているだろうか?
君との物語が始まるとき
私は確かに確認したのだ…
「依存するよ?」と…
それでも君は…あのとき確かに
「それでもいいよ」って言ったんだ…
今ではどう想うんだろう?
後悔しているんだろうか…?
君と違う場所にいても
「虹が見えるよー」と
電話をくれたあの頃の君
本来はしてはいけないのだけれど
運転中に虹の写メを送ってきて
私の場所でも見えた虹を
私は私で送信してたあの頃
本当に夢みたいだったな
大人の恋って
もっともっと
大人なんだと思っていたけれど
中高生とたいして変わんない
すごくすごく小さなことでも嬉しくて
すごくすごく小さなことでも悲しくて
でも私は怖いから…
振られるのは怖いから…
またひとり
私のことなんかきらいになって
またひとり
私の犠牲者を増やすことが怖くて
申し訳なくて
自分から突き放すことしか出来ないなんて…
ごめん…
私のせいで誰かを苦しめたり
誰かを巻き込む
それが私の「病」だから
そこに君を巻き込むことが
もう、申し訳なくなってしまったんだ
生きる希望だったのは確かだけれど…
まだ善悪の今
まだかろうじて
人を狂わせていない今
もう私を
おじいちゃんとラッキーところに
逝かせてもらえないだろうか?
『君と見た虹』
私はずっと忘れないね
そして君にいつか…
「ダブルレインボー」を
見せたかったなぁ…
なんで君の隣にいるのが
私じゃないんだろう…
結局
私は独りでいる方が
誰かを傷つけずに済むんだよな
そうして
ひとり、またひとりと
人を遠ざけて、孤独さが増していく
生きててごめん…
出逢ってごめん…
2/23/2025, 4:07:37 AM