「寒さが身に染みて」
体の中の寒さを逃すように吐いた息は、白くなって消えた。暗い冬の夜。冷たい空気の中で、私は2時間、1人であなたを待っていた。
きっともう来ないだろう。でも、私が帰った後に来ていたらどうしよう。そんな思いが交互に訪れ、その場を離れることができない。もしかしたら来てくれるかもしれない。そんな希望を捨てることができないのだ。
そうして待ち続けて、日付が変わった。もう来ないだろうと、私は家の方へと歩き出した。手はすでに感覚がなく、寒さが身体の芯まで染みている。
今まで感じた中で一番寒く感じる夜だった。
1/11/2026, 2:05:18 PM