授業が終わり、一気に賑やかになる教室。
最近、気になっている女子がいる。
いや、向こうがこっちを気にしているのかもしれない。
俺が日直ということを忘れていた時に声をかけてくれたり。
授業で先生に当てられて、どこのページの質問か分からなかった時に教えてくれたり。
放課後になっても眠ったままの俺を起こしてくれたり。
彼女の優しさが、俺を救ってくれた。
席を立ち、彼女の元へ向かう。
「君の優しさに感謝している。よかったら、これからもその優しさで俺を救ってくれ。いや、付き合ってくれ!」
俺の気持ちを伝えると、彼女は表情を変えずに口を開く。
「生徒会の活動として注意しただけよ!勘違いしないで!あんたのことなんか1ミリも興味ないから!ふんっ!」
教室にいる皆に注目されながら、思いっきりフラレてしまった。
……とりあえず、席に戻ろう。
おぼつかない足取りで窓際の自分の席へ向かい、椅子に座って、窓の外を見て現実逃避をした。
1/27/2026, 11:12:49 PM