星、夜に光る星

Open App


何も分から無くなっていた。
僕が一体何をしたいのかも、
これからどうなるのかすら、
分からなくなって居たんだ。
心の中は、目の前に続く道は
色んな色を混ぜた黒によって
隙間なく厳重に塗りつぶされ
もう何も見えなくなっていた

苦しい辛い、寂しい悲しい、
暗いよ暗いよ暗いよ暗いの。
黒に先を見る全ての視界を、
未来への希望と言うものを、
奪われた私は一体何を見ろと
潰された私は一体何に縋れと
この私に生きろと云うのか?
生きる意味も無く生きろと?

叫ぶ私を見ている貴方の方が
本当は虚しいのではないのか
そう私は思うのでありますが
感情の無い貴方は無言でいる
非常に羨ましい限りなのです。
出来る物なら本当は私だって、
感情を無くしたいというのに。
こんな目に遭うくらいならば。

私は貴女方が羨ましいのですよ
どうせ死ぬ事が許されぬのなら
私は無感情で青く光っていたい
只何も感じずに浮かんでいたい



川縁に 幼子が座っていた
必死に 何か願う様である
綺麗なまだ若いその瞳は、
幼い故まだ濁ること無く。
ただ、 羨ましくなる程に
透明に 澄み切って見えた

思うに 一番残酷なことは
幼子が それを知らない事
ぼっとしている間にすぐ、
そんな時期は過ぎて行く。
過ぎた 時は戻らないのだ
だから それはとても貴重

たとえ 今だけだとしても
それが 貴重だからこそ、
君には今を生きて欲しい。
今は只その目に星を映し、
心から 願い事を沢山して
自身も 星になれば良いよ

一生の 汚れを溜め含めて
清潔な 物だけ集めたのだ
輝いた君の星光は綺麗に、
遠くまで届くのであろう。
どうか 出来るだけ長い間
輝いて 星になって欲しい

泣けるような星になって。



題材【星になる】より

12/14/2025, 2:12:07 PM