紅茶の香り
彼女は久しぶりの休暇を取った。
最近仕事ばかりしていたそうだ。
何もすることがない彼女は、街中を散策する事にした。
書店、洋服屋、アンティークショップ、フォトショップ....、色々な店が所狭しと並んでいる。
彼女は何となく違うなと思っていた。
しばらく散策していると、良い香りが広がってきた。それは紅茶の香りだった。彼女は紅茶が好きなので、香りだけでもどんな紅茶なのか当てることが出来た。
彼女は、香りにつられてカフェに入っていった。
カフェに入り、店員に紅茶とシフォンケーキを注文した。
彼女は届いた紅茶を1口飲んだ。
しばらく紅茶を飲んでいなかった彼女は、紅茶の風味を楽しんだ。
ふと彼女は昔の恋人の事を思い出した。
自分の好きな紅茶を淹れてくれたな、と思い出に浸っていた。
彼女は紅茶とシフォンケーキを十分楽しんだ後、会計を済ましカフェを後にした。
10/27/2023, 11:13:51 AM