「誰もがみんな」
いつかは散って消えてしまう
それを知りながら皆、歩み続ける
時が経つほど命はすり減っていく
時が経つほど成長していく
様々な事を知っていく
決して楽ではない道を進んでいく
先の見えない道を、いつも、いつも進んでいる
いつ終わるか分からない道を進んでいる
不安定な道をずっと歩み続けていく
その中で誰かを犠牲にしていく
生きている限り何かの上に立っている
生きている限り消せない記憶を持っている
後悔しながら、過ちを糧に生活している
何かを背負って生きている
環境に翻弄されながら必死に足掻く
先が分からないからこそ、見えないからこそ歩む
信じ、騙されあって、それでも信じて。
傷つけ、傷つけられ、慰めあって、庇いあって。
嘘をつき、嘘をつかれ、やがて真実を語らう。
なにかに挫け、絶望し、やがてまた歩き出す。
挑戦して失敗して、何度も繰り返して実を結ぶ。
同じなんだよ、環境や状況が違っても元は同じ。
どんなに悪でも、嫌いでも、理解できなくても、
同じ人間なのだから知ろうとしてあげようよ。
見放さないで、突き放さないで、向き合って。
見捨ててしまったら、その人は本当に独り。
向き合おうとせず、知ろうとせず、
ただ蔑み、貶めるだけ。そんなの伝わるはずない
全く同じものなんてない。皆一人一人何か違う。
違うからこそ、向き合ってあげようよ。
いつかは散ってしまうのだから
散ってしまうのなら、せめて笑顔がいい。
幸せでありたい。自分も周りも。
その気持ちは変わらないと思うから。
いつか散ってしまうその日まで
美しく儚く、命を削りながなら今日も生きている
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小話(小ネタ?)
良ければ……
一行一行ごとに「誰もがみんな」という言葉が文頭に入れられるようにしました。
例えば最初の「いつかは散って消えてしまう」という文の頭に「誰もがみんな」という言葉を入れて「誰もがみんないつかは散って消えてしまう」という文にしても違和感のないように書いたという意味です。
勿論そのまま読んでも、あまり違和感のないようにはしましたが、どうしても不自然さが残ってしまいました。
良ければ読み返して見てください。
いつもはサブテーマを入れたりしているのですが
今回は違った形に挑戦してみました。
こういった文にちょこっと遊び心を加えるというのは難しくはありますが楽しさが増えていいものだなと感じました。
もう一度、読み返したくなるような仕掛けなど、ちょこちょこ挟みたいです。
その為にも、もっと文法や技法など上手く使いこなせるように頑張ります。
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2/10/2023, 12:25:07 PM