大好きな君に忘れ去られてしまうぐらいならとことん嫌われても記憶に残りたいなんて罪でもおかしそうな思考を理性という箱に入れて鍵を掛ける。そんな思考が一瞬でも浮かんだ自分が許せなくて、潔癖な振る舞いをしたがる偽善の仮面を被って素知らぬ顔ですれ違う。そんな思いを抱える自分ばかり見て相手を見ないくせに本当に好きだなんて自分でも信じられない。真っ当な思いだけで生きていきたかったと真っ当だなんて信じがたいような感情を抱えて生きていく。君を通して自分を眺めて君には知られないままこの自己愛で窒息する。
3/4/2024, 10:25:29 AM