子猫
言葉って面白いもので、子猫と聞いて可愛らしくみゃあみゃあ鳴く姿を浮かべる人もいれば、子猫ちゃんみたいに可愛らしい子?女性?を想像する人もいれば。
これがもし、仔猫と書かれていたら、文字通り小さい猫でしょう。
子猫ゆえに比喩にもなっていく。
日本語だからでもないですよね。
海外でも子猫ちゃんという意味で、プッシーキャットというのがあります。
英語に疎い私がなぜ知っているかというと、好きな歌手のひとりに、トム・ジョーンズさんがいます。
その人の持ち歌に「What's New Pussycat」という曲がありまして。
このpussycatどういう意味だ?と調べた結果、邦題が「何かいいことないか、子猫ちゃん」だと知り今に至ります。
可愛らしい意味もそうですが、お人好しな女性の意味もあるそうですよ。
どれにしても柔らかい優しい印象ですね。
そういえば昔、動物保護施設の清掃に行ったときに、子猫が産まれたのよと職員さんに教えられ、見せてもらえることになりました。
スマホ時代の今ならずっと動画撮っていたでしょうね。
ちんまい子猫数匹が、小さいケージの中で全身おしくらまんじゅうをやっているんです。
指入れると面白いわよと言われ、消毒した人差し指をまんじゅう山のそばに差し出すと、山が一斉に転がってきて指にじゃれつくんです。
まあ可愛いのなんの。
そのうちの一匹が指に甘噛みし始めまして。
お乳を吸うかのように我も我もと吸い始め、指を揺らすと一緒に猫達も離すまいと振られるんです。
思いがけず良い体験をさせてもらいました。
子猫のように無垢で愛らしいって、嫌いな人いないだろうなと思うんです。
そういう人と知り合えたら、会話するだけでも楽しいだろうなと、つい現状から夢見がちになってしまいますが、大きくなるにつれて段々擦れてきますからね。
童心というかウブというか、穢れのない頃の気持ちは忘れちゃいけませんよね。
11/15/2024, 11:31:56 AM