タノシクカイテマス^^

Open App



シリーズ小説の続き。過去作手直し中なんでタグ表記控えます。お題は登場人物の関係性ということで^^;

「…笑いすぎ」
「だって来栖(くるす)くんガチ泣きだったじゃん?若いなぁって…」

「大人同士の話がある」と北斗が栗栖(くるす)を先に帰らせ、俺たちは自販機の前に移動していた。ずれた眼鏡を中指で押し上げ、北斗(ほくと)が手に持った缶コーヒーを一口飲んで「にっが」と舌を出すのを見て、俺も開けた缶に口をつけ香ばしい苦味を楽しむ。

「はー…早く甘いの飲みたい」
「やっぱ北星(きたせ)さんと似てんな」

中指の仕草を真似ると北斗が嫌な顔をした。

「やめて俺と兄貴、十も歳離れてんだよ?」
「今さっき来栖のこと若いって言ってただろうが」

同じ競技をしていることもあって、北斗とは昔から一緒に過ごすことが多かった。普段から甘い物を食べない自分と違い、甘党の北斗はシーズン中は体重を気にしていつも控えている。

「…仕方ないよね」

すぐには言葉を返さず、温かいコーヒーを口に運んでいく。こういう察しのいいところも昔からだった。

「…北星さんから?」

「聞いたのか」と聞くと、北斗は「聞いてない」とまた一口飲んで舌を出す。

「正確には聞いてない。でも兄貴からのメッセージで最初は怪我は軽いって言ってたのに、そのあと術後の経過も良いって聞いたらさ…ああこれチームとしては長期の判断にしたんだなって」

手術をしなければ状態はベストじゃないにしても復帰は早くでき、もしかしたら…そんな都合の良い仮定よりもトレーナーが自分のこれからを考えて判断してくれたことなのだからこれが最善なのだろう。

下を向いているため北斗の表情はわからなかった。俺は残りのコーヒーを一気に飲み干し空になった缶を自販機横にあるゴミ箱に捨てた、苦味はまだ口の中に残っている。


(後書き。)

なんとなくで主人公を術後アスリートにしていたので今大変なことになってます^^;ホゾンリョウホウナニソレ

雪虎すまんm(__)m

私は眼鏡が大好きです^^

3/7/2026, 9:50:44 AM