何日も雪が降り続いていました。こぎつねの兄弟たちは巣の中でじっと雪が止むのを待っています。
雪がやみ久しぶりのお日様が雲間から顔を覗かせます。
「母さん、外に遊びに行っていい?」こぎつねたちは口々に叫びます。「いいですよ」母ぎつねが答えると、こぎつねたちはいっせいに巣穴から飛び出した。
目の前に広がる白銀の世界。
「雪だ、雪だー!」
「雪だるま作ろう」
「雪合戦しよう」
みんな大はしゃぎ。
ひとしきり騒いで遊んで疲れたら、辺りは徐々に薄暗くなっていた。
足先が冷たい。お家へ帰ろう。
家に戻ると母さんが冷たくなった手足をあたたかい毛皮で包んでくれた
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お題:あたたかいね
1/12/2025, 8:18:14 AM