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花束を送りたいと思えるような相手がほしいと花屋の前を通るたびに思う。渡したところで邪魔になるのではとか数日たてば枯れてしまうものだとか相手に迷惑になるのではないかというそういうことをあれこれ勘繰って仕舞わないぐらいの信頼関係のもとでただ相手のために喜びが浮かぶように願いながら思いを込めて送ってみたいとぼんやり浮かぶ。案外に様々あるのだと思いながら幸せの花束みたいな愛をたくさん持ってみたかった。心から送り先のない愛がすっかりと枯れていくのをさみしく思いながら生きていく。どうしょうもないさみしいが根をはる心とともに。

2/9/2024, 3:46:11 PM