ヨルガオ(短編小説)

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「宿題とか色々…」

「わざわざありがとうね」

『いえ、学級委員なんで当然ですよ』

「ごめんね…あの子、まだ行けないって」

「勉強は自分でやってるらしいから…」

「大丈夫だとは思うんだけどね」

『………』

「あ、ごめんね。立ち話しちゃって」

『大丈夫です。ではまた』

…誰の声だ

『……あれ』

〈…!!〉

見られた…!

『…待ってるからね!』

カーテンの隙間から、久しぶりに見た景色は

幼馴染の半泣きの顔だった。


ー窓から見える景色ー



9/25/2023, 3:38:07 PM