冬至。

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                 びーえるかな。



無理矢理開けないで欲しい。
せっかく閉じたのだから。
お前に対する気持ち悪いこの想い。
「なぁ最近お前変じゃね?」
「別に普通だよ」
ふいに覗き込まれて咄嗟に目を逸らす。
想いを押さえ付けている蓋が剥がれ落ちそうだ。
「明らかに俺を避けてるよな?」
間を詰めてくる距離が近い。
離れろよ。
距離を空けようと後ずさるが詰め寄ってくる。
お願いだから離れてくれ。
「気のせいだよ」
咄嗟に右手で彼の胸をやんわり押しやる。
その手を掴まれて逆に逃げれなくなった。
そのままの姿勢で前のめりにまた近付いてくる。
逃さない目線。
「俺なんかした?」
壁際に当たりもう逃げられない。
「俺鈍いからさ。なんかしてたら教えて」
「お前に避けられたら悲しいよ」
真っ直ぐな彼は純粋な気持ちをそのまま直球で俺に投げつけて来て心が抉られて痛い。
「本当にお前が悪いとかじゃないから気にしなくていいよ」
押さえ付けてる想いのページをめくらないように必死で押さえつける。
「それにさ、別に俺たちヤロー同士だし嫌いだの何だのって別にどうでもよくね…っ!?」
言った瞬間に掴まれてる手を強く握られた。
何か言いたげに悲しそうに睨まれて必死で目を逸らした。
何なんだよ一体。
この気持ち悪い状況は何なんだよ。
無理矢理こっちに入り込もうとするな。
閉じた気持ちをはぎ取らないでくれ。



               (閉ざされた日記)

1/19/2026, 9:50:06 AM