山百合

Open App

・3『七夕』

「たなぼた〜!」ってアゲ君が短冊を付けた短い笹を持ってた。かわいいな。
にしても夕方になってもぜんっぜん涼しくない

パピコを食いながら俺はカラ君アゲ君兄弟と歩いていた。
「そーいやきららはさ……」とアゲ君に話しかけられたとこで「待って」と遮った

向こうから気になる女子が歩いてきたのだ
きららって名前はバレたくないなー
塾でしか顔を合わせてないし個別だから名前は今のところバレてないと思うんだ。

【続く】

7/7/2024, 1:29:44 PM