『失われた響き』ふと、目にに入った公園草が伸び切り、もう長い間整備されていないようだった。私は錆び付いたブランコに腰掛け、キィと揺らし、当時の記憶を思い出していた。「今日帰ったらゲームしようぜー!」「おう!ルーム作ったらさっさと連絡しろよ!」聞こえてきた小学生の会話。あぁ、そういえば、ゲームも昔はローカル通信が主流だった。何もかもこの端末で完了してしまう時代。もし、この端末がこの世から消えたら──ふふ、この文も誰にも届かないね。
11/30/2025, 1:31:45 AM