春風とともに、私を連れ去っておくれよ、って、
誰かが呟いた、けれど、叶わぬ願い事であり、
今、その人は生け贄として、捧げられる身なのに
最後の願いさえも、叶えられぬまま、喰われる、
ただそれだけの生きる意味の存在でしかない、
そう、思っていたが、違ったようだ、昔から、
私は貴方を見ていた、仲良く過ごしてから、
自分は魔が差してしまったらしい、本当に、
今からやることは神への反逆なのかもしれない、
だけども、見過ごしていたら、私自身に嘘を付き
また、喪失感に苛まれてしまうから、今度こそは
そうさせまい、いや、そうはさせない。
"ここから、おさらばして、二人で狂おう!"
そうすれば、貴方は結ばれるから、ね。
言ったが、甘い香りが香って、二人で躍り、
一つになるまで、繋がって、狂って、
また、血塗れになって、キスを交わし合おうよ、
私の…私の―――運命の人。
3/30/2025, 10:10:58 AM