お題:鋭い眼差し
僕は君から目を逸らさない。
そして、君は逃げようとしてるのは僕には分かる。
でも、今日という今日は許さない。
僕はどうやら君を甘やかし過ぎた。
いつもなら笑って許すけど、今日という今日は許さない。
「君のイタズラは目に余るんだ」
僕は飼い犬に鋭い眼差しを向けながら叱った。
流石に悪いと思ったのかしょんぼりとはしてる。
でも僕は知ってる、僕が叱り終えた後に君は
(もう終わり?終わったよね!じゃあ、遊ぼう)
となる未来が見える。
全く君は呑気というか、楽天的というか。
僕に怒られても5分も経てば忘れるてるよね。
今日こそは反省してくれよ。
イタズラして汚れた部屋を片付けながら僕は君に言った。
君は僕の眼差しに気づいてないかのように欠伸をした。
10/15/2023, 4:48:49 PM