月の光が射し込む小さな教会で
女神の姿を象ったキャンドルを祭壇に置いた
あぁ、女神様
貴女が溶けて消えるとき
私の信仰心も燃え尽きるのです
こんな、人々の想像を形にしただけの偶像に
存在するかもわからない貴女に
恋をした私をどうか、許してください
これで貴女への想いに終止符を打つから
貴女が本当に存在するというのなら
どうか最後に、私の前に姿を現して
なんて、こんな馬鹿なこと
身勝手な自分がひどく滑稽で笑えてしまう
私は、貴女の存在すら信じきれていないのに
11/20/2024, 6:51:44 AM