No.43:終わり、また始まる、
#人外Rさんと
...あの時、自身の目標の為、僕に縋ってきた彼の顔が、今でも目に焼き付いている。
僕の手で死を与え
僕の手で生を施した
...代償は、勿論軽くはなかった。
彼は、僕じゃない相手を追いかけてもいた。
けれどそれ以上に、この先も彼は生き続け、僕は隣に居る事が出来るのだと。真っ先に、僕を頼ってくれた事が嬉しかった。
だから、あれは僕への戒めのようなものだ
「...ね、〇〇ちゃん」
だから泣かないで
あの時の僕を思い出して
僕は、君と同じ生を生きられて、幸せなのだから
3/12/2025, 12:14:32 PM