空を見上げて心に浮かんだこと眩しすぎる太陽を睨むように顔を上げた瞬間、空の青さに目を奪われる。「帰りたい」無意識に口からその言葉が出た。夏休みに流れるアニメ映画を見ながらアイスを食べていた頃の空気に包まれて、片手に持つ書類の入った鞄とか責任とか放り出して帰りたくなったのだ。しかし、そんな事出来ないのは分かっている。もう俺は大人になってしまったのだから。ビジネスシューズを鳴らして、俺は夏の空の下を再び歩き出した。日々家
7/16/2024, 11:37:46 AM