若さと老いを区切る一つの線。 緩やかに始まり、静かに衰えてゆくもの。 一つの生として死に辿り着くまでの長旅。 我々は摂理のなかにいる。 それは神意がそう定めたと、至極確かとはいえない。 確実なのは、誰しもが必ず節目を迎えることである。 どれだけ心が幼かろうが、躯は厭でも育っていく。 誰かが作った通行儀礼で、そういうものだと強調する齢を、多くの人間が経験するのだ。【20歳】
1/10/2024, 2:08:50 PM