今日もよく働いた。
7才から20才まで、母と二人暮らしていたのは一軒家の古賃貸で、お風呂は家の中にあったけど、後付のようで、北の国からのようなベニヤを張ったような風呂場だった。
お風呂はプロパンでツマミを押してガスを出し、レバーをカチカチと回して種火を点けてから、ボっと点火するというお風呂だった。
湯栓は無く、お風呂のお湯で身体や髪を洗って、お湯が少なくなったら水を足して沸かす…そんなお風呂。
で、
中学生の頃のある夜、わたしはいつものように髪と身体を洗って、お風呂を追い焚きしようとしたけど、お湯がガス釜にかかったのか、なかなか種火が点かず、、イライラしてツマミをグッと押してかなりのガスだしてから………(馬鹿です)……カチカチとレバー回したしゅんかん、
大、爆、発。
驚いた母がお風呂場のドアをバンっと開け、何言われたか記憶に、ない。
その瞬間、耳が聞こえなくなったんで。。
でも、身体も髪も濡れてたからなのか火傷せず、炎を吸い込んでもいなかった。
ただただびっくらこいた。
表現できないくらいの衝撃波だった。
一瞬だったけど、煙突のつなぎ目からオレンジ色の炎が出て、顔がモワンとしたのを覚えてる。なのに風呂場も風呂釜も何も壊れたりしなかった。
なんでそんな事を思い出したのかというと、北の国からの再放送がやっているから。
あの時、母が風呂場に入ってきて、わたしが大丈夫だと分かった瞬間、お湯を汲む桶で思いっきり2回頭を叩かれた。
パコンッパコンッ
痛かったどうか覚えてない、命はあったけど、魂抜けてたんで。
夫は、高校生の頃に門限を破り、お義父さんが玄関の前で仁王立ちして夫を待ち構えていて、竹刀で思いっ切り頭を叩かれたと言ってた。風呂桶と竹刀だったら、竹刀のほうが痛そう。
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今日の夫婦物語に題名を付けるとしたら、…………。
【昭和は頭を叩かれたよね編】
11/30/2025, 10:50:27 AM