【誰かしら?】7
真っ直ぐに伸びた道もしばらく歩くと三つの分かれ道に辿り着いた。
ひとつは双子道。
ひとつは白兎の家。
そして最後はイカレ帽子屋とその仲間達の集い。
と綴られた看板が。
「普通なら白兎の家、よね。…だけど」
先ほどから、軽快な音楽がずっと楽し気に森の中に響いていた。
「気になりすぎる…」
好奇心旺盛な性格が私の良いところであり悪いところでもある。
だけど。
「気になるものはしょうがないよね!」
私は音楽の鳴る、イカレ帽子屋とその仲間達の集いと言う道を選んだ。
3/3/2025, 12:18:58 AM