夢の国に行くたびに、愛されていたことを実感してしまう。
どの道やどのエリアに行っても幼少期の思い出が根強く残っているのだ。小さな頃は気付くことが出来なかったが、私はとても愛されていて大切にされてきたのだろうなと容易に想像がついた。
ダイレクトな大きい愛というよりかは、一つ一つ破片のような小さい愛が集まって私を作ってゆく。
不意に愛されていたことを知る。その不意を何度経験しても、その破片を全て集め切るのはきっと自分は不可能なのだろう。
その愛に触れて私はまた大人になろうとするのだ。
/小さい愛
6/26/2025, 12:28:14 AM