褸嗟斗

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太陽の光が窓から差し込み

窓から時折風が吹いてくる

気持ちいい朝を迎え

星が輝く夜を迎え

ここで過ごす1日はとても早い

動かない足 弱々しく動く腕

ずっと想像していた

いつか僕の足や腕が動くようになって

ずっと見上げていたここを歩いて日差しを浴びたい

今願ってももう遅いだろう

ここの名前、何か忘れてしまった

意識がもう遠い

ここ、病室で僕の体は動かなくなった

嗚呼、最期に一度だけでも病室を歩いてみたかった。

8/2/2024, 12:21:06 PM