死にたいと願ったのは
いつからだったか
消えたいと願ったのは
いつからだったか
この世の全てが憎く思えたのは
いつからだったか
昔のことも
今のことも
嬉しかったことも
苦しかったことも
すべてを忘れてしまいたいと
願ってしまった
思えば
人より劣っているだとか
人より出来が悪いだとか
そんなくだらないことを考えてしまったことが
なによりいけなかったのだろう
得手不得手は必ずある
比べるものじゃぁない
頭ではわかっていても
自分の過去が
記憶が
幻覚となって現れて
いつまでも
いつまでも
縛り付けてくるんだ
出来損ないだから
頭が悪いから
殴られても
罵られても
仕方がないのだ
そうやって
言い聞かせてくる
きっと
それが事実なのだと
受け入れてしまったから
呪いとなったのかもしれない
いつの日か
「死にたい、消えたい」が
口癖になってしまった
言うだけだから
死なないから
暗示をかけて
死にたいと思っていないと
不安で
不安で
仕方がないのだ
自分は生きていてはいけない
産まれてきたことが間違いなのだ
ずっと
言われてきたことだから
それでも
生きたいと思ってしまった
誰よりも
君を
愛してしまったから
2/16/2023, 2:43:02 PM