12(君と一緒に)どうか、頷いて欲しい。首を振るきみに私は懇願した。耐えられないのだ、1人でいるのは。私は1人でいるなんて平気だった、他人の温もり無しで生きてきたのだ。なのに私の手を取り私の唯一になっておいて、病気だろうと、私の身に危険が及ぶ事になろうと、やむにやまれぬ事情が有ろうと許されない。君と一緒に、私と共に。そう先に言ったのはきみなのだから。
1/6/2024, 11:03:04 AM