『バイバイ』
子供の頃は、とにかく外で遊ぶのが主流で、みんな夕方薄暗くなるまで走り回ってた。
今思うと不思議なくらい、ただぶらぶらしてるだけでも楽しかった。
おしゃべりの種も尽きず。
暗くなって自分の影も見えないくらいになって、ようやく家へ帰るのだ。
後ろ髪を引かれながら、なにをそんなに惜しむのかもわからずに。
黄昏時は彼誰時。
外が暗くて「彼は誰か」と問う時分。
さよならは改まった感じがして、さようならだともっと重たい別れな気がして、いつも友達に言うのはバイバイだったな。
2/2/2025, 7:43:55 AM