上手くいかなくたっていい。
こう思うこと自体、「ルサンチマン」だよね。
ルサンチマンとは何か?
と説明しようにも、僕自身の言葉では難しい。
ニーチェの「ツァラトゥストラはこう言った」で出てきた嫉妬、憎悪、怒りなどにより「価値転倒」させる源だったと思う。
世の中は弱者と強者がいたら、強者のほうが価値がある。
しかし、そのことが許せない感情(ルサンチマン)を持つ弱者は、強者を叩く弱者のほうが価値が高くなるという「正義」を実行して弱者を正当化しようとする。
そんなことをしても弱者の現実は弱者のままで、一向に変わらない。
あれっ、この現象最近ありましたよね?
弱者は、弱者のままでいいんだ!
というやつである。
詳しくは個人で調べてもらって(逃げる)……。
ルサンチマンの何がいけないかって、ルサンチマンの知識を知っているにも関わらず、自身がルサンチマンであることに気づかないことが良くないらしい。
「弱者のままでいるのって良くないことですよね?」
と他人に言っといて、その人もルサンチマンであると気づかない。
これを「ルサンチマンの発散」という。
これによって、弱者をより正当化する運動、情動がなされることになる。
要するにバカですね。
まあそんなことを書いといてアレなんだけど、世の中ルサンチマンだらけです。
僕も正直ルサンチマンです。
ルサンチマンになりたくないと思っているタイプのルサンチマンです。
これでいいわけです。うんうん。
疲れてない時はルサンチマンになりたくないと努力をし、疲れたときはルサンチマンになってやるぞと逆に開き直ることにしました。
ルサンチマンっていう言葉があるから、他人を見下すようになるのでは?
最近の僕はお疲れ様なので、ルサンチマンになろうと思います。
ずっとルサンチマンになるのがいけないんだよ。
弱者は中毒性があって、中毒症状として弱者を正当化しようとする言葉「うまくいかなくたっていい」と言ってしまうと。
でも、その言葉はいつか効かなくなる時が来る。
今は我慢できるけど、将来もっと重荷がのしかかるときも「うまくいかなくたっていい」って自分をごまかすのかな。それは、ちょっと違うよね。
その言葉、あまり使いすぎないほうがいいよねっていう、人生の知恵だと自己解釈したい。
8/10/2024, 9:47:29 AM