灰田

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「友だちの思い出」

「友だち」って決まってるわけじゃない、ただの知ってる人。
「友だち」って言葉に当てはめるのが、あまり好きじゃない。
「友だち」、なんて思う前に好きだなって思ってるのに、どうして二段階認証みたいに「友だち」って確認しなきゃいけないのかな?
そんな手続きが必要なら、友だちなんて面倒なだけ。

要は…気付いたらもう友だちだった、ってのがいいのかな…ってことだけど………
そんな、忍び入る忍者みたいなことばかり期待するのもね…?

夏の光の中で一緒に遊んで、楽しかったのを覚えている。
でも、あの子が友だちだったかなんて、考えるのは嫌だ。

本当に心が触れた友だちはもしかしたら、
あの子じゃなくて、たった1日だけ、
手を取り合った、あの子だけだったのかな。

とか考え出しもするし。…よけいなことだよね。
私はただ、

夏の光の中のあの子と、
たった1日だけのあの子のことを、

出来るだけダイレクトに感じたいだけ。

「友だち」という言葉は邪魔だ。
それが親愛ではなく、「領域」を現すものならば。

一瞬間目の前にいる人を、私の「領域」や「友だち」という認識以前に感じとりたい。
対したい。








7/6/2024, 10:30:16 AM