「わぁ!!すごく綺麗!!」
車をいつもより少し走らせてたどり着いた場所は僕のお気に入りの場所。
一年を通してほとんど人が来ないプライベートビーチのような場所。
ほんとに、僕のプライベートビーチだったら良いんだけどね、、、
「でしょ?僕のお気に入りの場所なんだ」
「ねぇ、もっと近くに行ってもいい?」
そう言いながら、君は海辺に近ずいて行く。
寄せては返っていく波で楽しそうに遊ぶ君を見ていると、ここに連れてきてよかったって思える。
「ねぇ!早くこっちに来て!!」
「ん〜?」
「ここ見て」
「えいッ!!」
「わぁ!冷たいよ!!」
君の指した場所を見ると、手で掬った水をかけられる
「あはは!!どう?涼しくなった??」
そう言いながらイタズラが成功した子供の様な無邪気な顔を僕に見せてくる
「ん〜、どうだろッ!」
「わぁぁ!?冷たいよ」
「どう?君も涼しくなった?」
むーっと頬を膨らませながら僕の方を見てくる
「涼しくなったけど、あなたはまだ暑そうよ?」
笑顔でそう言うと君はまた僕に水をかけてくる。
ころころ変わる君の表情が僕を本当に癒してくれる。
うん。やっぱり君は太陽みたいに僕を照らしてくれて、太陽みたいに僕を暖かく時には熱いくらいに包み込んでくれる。
これからも、君のその太陽の様な笑顔を僕が守らせて。
太陽
8/6/2024, 11:49:33 AM