past love story by Lily

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遠く離れても

この空で繋がってる

パートナーと離れて暮らしてる間

ちゃんと繋がってる、大丈夫よと

13時間の時差で寂しい自分に言い聞かせた

帰る目処がついたと連絡をもらったとき

お土産何がいい?と聞かれ

エアメールが欲しいと答えた

観光地ではない勤務地だと聞いていたから

せめてその時の思い出が甦えるものを、と

数日後、切手を買ってエアメールを出したよと連絡がきた

でも海外はいい加減だから、結構時間かかるみたいよ、とも


そして予定通りパートナーは無事帰国した

何が一番って、やっぱり元気で無事にわたしのもとへ帰ってきてくれるのが

とっても嬉しい

労を労って、回る美味しいお寿司を食べ

時差ボケのパートナーと一緒にたくさん眠った

週明けには普段の生活に戻っていって

1週間前まであんなに寂しかったのが嘘のように、もううざったくなってる

さて送ってもらったエアメールだけれど

まだ届いていない

届かない可能性も考えて2枚出したんだけどな、おかしいな

めんどくさくて捨てる郵便局員もいるらしいから

いや、でも、2週間かかって届くこともあるらしいから

などなど、聞いてもないことをたくさん喋ってくれる

この空の下、どこかでまだ日本を目指してくれているんだろうか?

とりあえず今週中までは

仕事から帰宅するパートナーに

ねぇ、ポストにエアメール届いてた?

と聞いて、んーまだみたい〜!

という微笑ましいやりとりをしようと思う


◇どこまでも続く青いそら◇

10/23/2023, 2:51:36 PM