ささほ(小説の冒頭しか書けない病

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束の間の休息

私を長い間苦しませてきた表皮の黴がいったんおさまりました。束の間の休息です。地雷だの不発弾だの火種は中に埋もれたままですが、以前に比べたらその活動量は雲泥の差です。あの黴も私のこどもたちですけれど、さすがに最近はおいたが過ぎました。兄弟喧嘩なら放置します。でも兄弟であるとの認識もなく一方的にいたぶるのは許したくありません。なので私はちょっと身震いしました。ぶるぶるぶるっ。私の表皮にいた黴…あの黴どもは人間と自称していましたが、あの黴どもはどんと数を減らしました。まあまたそのうち増えるでしょう。あの黴どもは私を一応は母と見なしているようです。母なる地球と口にしていました。黴どもにとって私の名は地球というらしいのです。

10/8/2024, 10:56:28 AM