題名:透明な羽根
私は親友が好きだ。
そう言うとみんな馬鹿にする。
―好きな人は誰?
と言われたらいつも親友の名前を出していた。
すると、みんなうんざりして、
―そういうの無し。男子で好きな人を聞いてるの。
と良く言われた。
そんな親友は、タヒんでしまった。
ある日親友は、綺麗で、透けている鳥の羽根を見つけたと興奮気味に話しかけてきた。
私が親友についていくと、そこには何もなかった。
―どういうこと?
―見えないの?
そう言われ、目を凝らしてみても、何もない。
―何もないじゃん。
と私が隣を見ると、
親友はいなかった。
透明な羽根が、一瞬だけ見えた気がして
追いかけて、走って、駆け抜けて、
そこには何もなかった。
そして、警察が言った。
親友がタヒんだことを。
だから私は親友を◯した透明な羽根を探している。
これからずっと、一生。
どうせ見つからないだろうけれど。
そして、私が普通じゃないことに先に気づくだろうけれど。
11/8/2025, 12:08:06 PM