「ごめんね」
何度その言葉を言わせただろう
辛そうに
やり直すこともできない
取り返しのつかない
どうしようもない
過去を
それでも変わらなかった
未だ苦しんでいることを知り
その言葉を
もう何十年
繰り返してきたことが
私の傷は
大きく深く
到底許すことなどできない
でも本当はそれも辛いのだ
その姿を見るのも
許せない自分も
いっそ許せば楽になるのだろうか
後悔しないで済むのだろうか
どちらをとっても
最後は自分で自分に
言うことになるのだろう
「ごめんね」と
5/29/2024, 6:04:54 PM