-ゆずぽんず-

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皆様こんばんは!

昨夜の詩はいかがでしたでしょうか。楽しんでいただけましたでしょうか。言の葉を大切に紡いだ一言一言から生まれる詩は皆さんの想像力を刺激で来ているでしょうか。心に届いているでしょうか。

さてして、今日は
大切なお知らせがあります。
この度「note」への作品投稿を開始いたしました。

なぜ「note」への投稿を始めたのか。それは、こことは違う場所で未だ関わりのない方へ、私の心を届けたかったからでございます。
もちろん、心無いコメントなどを頂くこともあるかもしれません。

ですが、たとえば
「こんな詩を詠んでほしい」
「こんな作品を投稿してほしい」
「どんなことを考えて、思って文章を書くの?」
などの言葉をいただけた時、私一人ではなく皆さんと共に素敵な作品を生み出していけるのでなないかと考えました。

私は、様々なジャンルの文章を書きますが、これまでは拙いものであったと島隠しております。ですが、詩を読むことは私にとってとても良い刺激となりました。これまで意識できていなかったことに、目がむくように、意識ができるようななりました。

他のジャンルの文章を書くにあたり、とても有意義なものだと感じております。

そして、今後はこちら「書く習慣」と「note」の両方に作品を投稿して活動していきたいと考えております。

もし、ご興味のある方やお話してみたい方がおられましたら、ぜひ訪問してみて下さいませ。とても嬉しく思いますし、大歓迎いたします。


「ーゆずとレモンとスパイスー」

という名前で活動を始めましたので、気が向いたら逢いに来てくださいませ。



それではーーー
今日の詩をあなたに届けます。




『片隅で』

風に踊る木の葉の葉擦れが
閑静な通りに漂えば
虫や鳥が鳴らす音と手を取り
穏やかなメロディへと姿を変える
足元の木の葉が舞踏会に足を揃えた

傍らの小高い山の木々の根元から
縦横無尽に繁茂する葛のツルが
道に沿うフェンスに絡みついている
行く先々まで若葉の壁が
疲れを癒してくれているようで
心地よい

ぐるりと見渡せば
白や黄色 橙や桃色の若い花が
質素な辺りを パステルに彩っている

低く重く垂れる空色に
幾分か過ごしやすさと不安を感じて
僅かに歩調が速む

ただひとり
芽吹くいのちの声を聞きながら
ため息をひとつ打っては
深く吸い込む

大きな街の片隅で
木陰が伸びる坂の道へ
遠ざかる背が
ゆるり小さくなっていく



柔らかな風に誘われて
舞踏会を始めると
静かな木陰に
ころころと表情を変える影
僅かに疲れを見せる背に
優しく息を吹きかけて
やや重い歩みを
そっと支えた見送った



深緑の中で
小鳥が小さく
囁くようにひと鳴きして
その声は山に吸われて

泡のように弾けて消えた

6/27/2025, 11:52:26 AM