夜の海。浮かぶクラゲの髭は、微かに光を放ち夜空の星の様だ。月は今日も尚、恥ずかしそうに雲に隠れたり顔を出したりする。 いつか貴方と見た星を思い出す。満月の夜にあなたは隣でお酒を呑み、私はその横顔を眺めて惚けている。恥ずかしがりな貴方でしたから、普段はなかなか顔も見せてくれない。でも、綺麗な星の夜だけは、お酒とともに貴方の奥底も見れた気がした。だから、私は星の夜が好き。そして、それを思い出す夜の海もまた愛おしい。
8/15/2023, 11:21:13 AM