全ての元凶、物悲しさの始まり、そんな季節。
軽自動車から降り立った時の薄長袖越しの寒さと、どこまでも広がる自然の匂い。
そしてすぐに潰されることとなった、弾む胸の感覚を今でも覚えている。
きっとほとんどの人が加害者で、皆が被害者だった。
おぞましい悲喜交々の記憶が渦巻くあの場所に正解なんて無かったのかもしれない。
それでも、私の人生は続くのであって。
冬、春、夏、と超えて、あなたと共に過ごせる初めての秋。
これから何回も繰り返して、この空気を愛せるようになっていきたい。
私を愛せるようになっていきたい。
9/27/2024, 12:00:15 AM