「カラフル」
みんなそれぞれ真っ白のキャンバスに
色々な色を乗せていく
生まれた時はまだ真っ白で何の色も付けられていない
キャンバスも成長するにつれ色とりどりになっていく。
色々な色が混ざり合って新たな色が生まれて
そのキャンバスは自分だけのもの
全く同じキャンバスは存在しない
その人だけの色でキャンバスは埋まっていく
でも一度彩ったキャンバスはもう二度と真っ新にする事は出来ない。
暗い色や激しい色が幾度も幾度も混ざり合って濁ったキャンバスはもう綺麗にはならない
色んな色を知ってしまったから
色んな事に気づいてそして どんどん侵食されていく
もうあの頃には戻れない
でも乗り越えていかなくてはいけない
絵の具が乾く前にまた新しい色が塗り重ねてはいけない
どんなに辛くても苦しくても
塗って仕舞えば広がるばかりなのだから
絵の具が乾いた時
自分で、あるいは誰がキャンバスを塗り替えしてくれたらその辛さもきっとなくなるから
辛い気持ちや苦しい気持ちだけじゃ無いから
負の感情ばかりを塗ってしまっては辛くなるだけだから。
生まれた頃のような正真正銘の真っ新なキャンバスには戻れないけれど
きっと真っ新で何もない色より綺麗な色が見つかるから。
補足
キャンバスというのは人の内面的、精神的部分や心を表して書いたつもりです。色は気持ちや感情。
5/1/2022, 3:40:41 PM