題名:三日月
「三日月はすぐに、沈むんだ。儚いでしょ?」
手すりに手をかけて、君は言った。
「そうだね。それより僕は君の行動を止めかった。だけど僕は君と仲良くないから止められない。」
僕は君に鋭い視線を向けた。
「それで話の続きをするね。三日月もそうだけど、時間って一瞬一瞬だから大事だと思わない?だってすぐに、消えちゃうからさ。」
君は問いかける。
「だったら君は、一瞬を一生にした方が良いと思わないの?」
僕は声のトーンを低くした。
「説得力はある。だけどあなたは私を止められない。なぜなら仲良くないから。まるでいじめの傍観者だね、あなたは。何もできずに、後悔するだけの人間。可哀想。」
君は嘲笑って同情しようとする。
「だけど僕は君より力はある。だから君を羽交い締めにして止めることはできる。だけどそれだと僕と君は一緒に死ぬ。だったら君を説得するしかない。」
僕は力強く言った。
「そっか。それじゃあそろそろ行動に出たいところなんだけど良いかな?」
君は笑って言った。
「ダメだ。せめて理由ぐらい聞かせてよ。君はなぜ…。」
僕が全てを言う前に君は行動に出た。
手をつかんだ。
それは、とある三日月の日の出来事だった。
1/10/2026, 8:48:28 AM